タカのハモりと歌ブログ

”ハモりたい!” 初心者のためのハモりと歌のブログ

ハモっているときに意識すること

今回は、ハモっているときに意識することについて説明します。

あくまでタカ流なので(笑)、こんなこと意識せずともハモれるという人もいるかも知れませんが、そのへんはイイ感じにスルーしてくださいw

 

意識するのはハモりのラインだけではない

ハモりパートを歌おうとしたとき、ハモりパートを必死に覚えて、そのパートを完コピしようとしてませんか?意識としては以下のような感じで、赤いラインを完璧に歌おうとする感じです。以前も参考例とした「栄光の架け橋/ゆず」をまた参考にしています。

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この方法論は半分正しいのですが、意識をそれだけに集中してしまうと、主旋律や伴奏の音との調和を感じずに独りよがりになってしまったり、あるいは難しい曲やハモラインだった場合には、いつの間にか主旋律や伴奏と不協和音になって、音程の迷子突入~!ってなってしまう危険性があります。

 

長めのコード音でハーモニーを感じる

ハモラインをコピーする意識だけでなくて、ほかに何を意識すれば良いかというと、最も意識すべき、というか感じながらハモらなければいけないのは、主旋律や伴奏と協和しているか?ということです。いま歌っているハモりは主旋律とちゃんと綺麗に響いているかな?と感じながら歌えば良いのです。

意識としては、こんな感じです。

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長めの音、かつコード音として乗っかる音(経過音ではなく)を特に意識します。図の縦長の赤色に塗った部分の音で、かつコードを太字で記載している部分です。長めというのは、協和を感じ取れるくらいの長さという意味で、少なくともこの曲のテンポだと上に示した赤色部分(4部音符以上のもの)かな、という感じです。

この赤色部分で、主旋律と協和している感覚を必ず感じるのです(それぞれの赤色部分の赤塗りつぶしの2音符)。そして音程のズレがもしあったら、この部分で完全に補正するのです。次の経過音にズレを持ち越さないのがポイントです。

なぜかというと、経過音は、一時的に伴奏とは不協和音になったり、また音の長さも短い場合が多いので、主旋律との協和を感じる暇もなく、ハモりとしても難易度が高い箇所になります。なので、それまでのズレを引きずると一気に破綻するリスクがあるからです。

主旋律との協和を感じれるのであれば、伴奏もあわせて、主旋律+ハモ+伴奏の3者が気持ちよく響いている感覚を感じながら歌ってください。赤色部分の「白抜きの赤音符」部分で形成されるコード感を感じるイメージです。

 

ちなみに、主旋律と協和するということについては、以下の記事に書いていますので、参考にしてみてください。

www.hamouta.com

 

 

経過音で迷子にならないように頑張る

この曲の例で記載したように、ほとんどの曲においては、経過音となる箇所が存在します。上でも説明したように、経過音の箇所では協和を非常に感じにくいです。ここでも協和を感じながらハモれる人は相当な相対音感の持ち主なので、何の心配もないと思います。

普通の人は、協和を感じづらいケースが多いと思います。協和を感じられない場合は、ハモラインの動きだけを頼りに、経過音パートを切り抜けます。なんとか耐え忍べば、その直後に協和音の部分(上図でいう赤色部分)が待っているので、なんとかここでズレを補正するのです。

経過音パートで、協和音を感じずらいということは、聴いている人も感じずらい状態なので「ごまかすことができる」のです。ちょっとズルいですがw

ただし、ごまかしもズレ次第ですが、ごまかし切れるのは、ほんのちょっとのズレまでです。半音ズレたら、もうバレバレですねw

ハモりのレベル(そもそもの歌のレベル)が上がっていくほど、短い音でも正しい音程をとらえることができ、どんなに短い経過音でも協和状態を感じることができるようになっていきます。そこまでいけば免許皆伝です。

 

ボリュームや声質、とかも重要な要素

さて、ハーモニーを感じることがとても重要との論調で書いてきましたが、ハモの音程は合っているものの、ハモがうるさくてせっかくの主旋律が台無しというケースがあります。

ハモはあくまで主旋律を引き立てるためのおかずのようなものであって、主旋律を潰してはいけないと思っています。これがツインボーカルのような曲であれば別ですが、あくまで主旋律をサポートするハーモニーとしてのハモりの場合です。

つまり、主旋律をよく聞きながら、その音量バランスや、声質や歌い方も主旋律にあわせて変えていくことが非常に重要です。

ですので、エアハモ(主旋律がない状態でハモりを先入れすること)って、すごく難しいんです。主旋律の声質や音量に合わないハモに成り下がってしまうのです。

僕は主旋律ありきで、主旋律にあてにいくハモりが好きなのはこのためでもあります。(協和を感じるようにハモのピッチをコントロールできるということもありますが)

 

 

今回は、ハモっているときに意識すべきことを説明しました。もっといろいろ考えてたりもしますが、まずはシンプルに今回書いたことを意識できると良いですね。これらを意識するだけでもだいぶハモりやすくなると思います。

 

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