タカのハモりと歌ブログ

”ハモりたい!” 初心者のためのハモりと歌のブログ

絶対音感より相対音感

みなさん、絶対音感って聞いたことありますか?
小さい頃からピアノを習っていた人など、たまにいますよね、絶対音感がある人。僕は絶対音感がないので、これがある人は非常に羨ましいです。

さて、一方でみなさんは、相対音感は聞いたことがありますか?絶対音感というのはよく聞くと思いますが、相対音感ってあまり馴染みがない言葉ではないでしょうか?

実は、音楽をやるうえでは相対音感のほうが圧倒的に重要だと、僕は考えています。

 

 

絶対音感とは

絶対音感とは、ある音を聞いて、その音が何の音かを聴き当てる能力のことです。

例えば、NHKの時報を聴いて、これは「ラ」だ!ということが分かったり、凄い人になると、例えば何かが割れる音やあるいは自然音などを聞いて、これは「レ・ファ#・ソ」(←適当ですよw)の成分が混ざっていて・・云々・・という、もはや訳の分からない周波数成分測定器みたいなスキルを持っています。

能力としては、とってもスゴイですよね。純粋に尊敬します。

さて、この能力が音楽において、どういう場面で役に立つか想像してみましょう。

絶対音感で出来ること
  • アカペラの曲を、いきなり正しいピッチで歌い始めることができる
  • 楽譜を見ただけで、正確なピッチで歌うことができる
  • 楽器のチューニングが(機械がなくても)できる

正確な音が分かるので、いきなり「ド」と言われて、「ド」の音を正確に出せるのです。これはスゴイ能力ですが、後述する相対音感と比べると、思ったほど音楽において大事な気がしないのです。

では、次に相対音感についてみてみましょう。

 

相対音感とは

相対音感とは、ある音を聞いて、その音に対して相対的な音程を聴き当てたり、歌えたりする能力のことです。2つの相対的な音の音程を感じることができるため、音の協和(ハーモニー)を感じることができる能力とも言えます

例えば、NHKの時報を聴いて、その音が「ラ」であるということが分からなかったとしても、「ミ」を聴いて「5度上の音だ」ということが分かったり、逆に長3度上の音を出してと言われて「ド#」を歌えるという能力です。

(任意の音に対する)まさに相対的な音感ですよね。

 さて、この能力が音楽において、どういう場面で役に立つか想像してみましょう。

相対音感で出来ること
  • 伴奏が鳴っている曲で、正しいピッチで歌うことができる
  • ハーモニーを感じることができる
  • 鳴っている楽器や歌声に対して、自分が綺麗に演奏や歌えているかが分かる 
  • 主旋律にハモったり、コーラスを入れることができる
  • 楽譜を見て、(正確な音程ではなくても)正確なスケールで歌うことができる
    (↑コレ意味わかりますかね?表現が難しかったのでスイマセン・・汗)
ちょっと相対音感びいきな書き方になってしまいましたが、相対音感は他の音とのハーモニーを感じることができる能力といえるのです。つまり、”ハモり”においては相対音感が超重要となってくるのです。

 

固定ド唱法・移動ド唱法との関係

絶対音感が強い人は、ある音に対して絶対的な音程で理解する音感なので、何等かのメロディーを口ずさむ時に、固定ド唱法で口ずさむでしょう。また、逆に相対音感が強い人は、何らかのメロディーを口ずさむ時に、相対的に音程を理解して、その曲が(例えば)メジャースケールであれば、そのスケールに合うように移動ド唱法で口ずさむでしょう。

固定ドと移動ドについては、コチラの投稿を参照してみてください。

www.hamouta.com

 

相対音感を意識しよう

さて、相対音感が大事ということがわかったでしょうか。では、このブログの趣旨でもあるハモりが上手くできるようになるには、どれほどの相対音感があれば良いのでしょう?

世の中には、絶対音感や相対音感を測定するサイトやアプリがあって、僕もいくつかやってみましたが結構難しかったです。やってみるのは良いですが、できなかったからと言って心配はありません。ハモるのに必要な相対音感はそれほど高難易度の話ではなく、簡単な相対音感があれば良いのです。

もっとも簡単で綺麗なハモりは、3度上ハモですよね。主旋律に対して長3度(もしくは短3度)の協和=ハーモニーを感じることができる程度で良いのです。これが感じられるようであれば、4度や5度も感じることができると思います。ここまで相対音感と偉そうに言ってきましたが、要するにハーモニーを感じる能力が大事でそれを鍛えるのが良いということです。

 

主旋律から3度〜5度上あたりは、オケの雰囲気から共鳴を感じていれば、ハモろうと思って上の音を発声してみれば、きっとどこかの音に当たるんです。

3度上ハモでも変に当てに行こうとしすぎず、ちょっと上で(共鳴して)当たるところに向かって、飛んでみよ〜くらいの潔さで歌ってみると意外と当たるし、慣れてくると自然と3度上を出せるようになります。(たまに5度まで飛んでしまうようなミスもありますがww)

 

相対音感の鍛え方はまた次回書くことにします。

それでは、今日はここまでとします。では、また!

 

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