タカのハモりと歌ブログ

”ハモりたい!” 初心者のためのハモりと歌のブログ

ハモりとコードの関係

今日はハモりとコードの関係や、コードを知っておくとハモりの上達に役に立つということをお伝えしたいと思います。

 

 

コードとハモりの原則 

多くの人が、感覚でハモっていると思います。
例えば、主旋律に合わせて、3度上のハモりを歌い出すと、綺麗に響いているので、その感覚でハモり続ける感じですね。僕も同じで、最初はだいたい感覚で歌ってみて、感覚だけでハマるかを最初に確認します。

簡単な曲なら小難しいことは知らなくても、感覚だけでハモれてしまうのですが、ハモりのレベルが上がってくると感覚だけではハモれない壁にぶち当たります
人によって感覚でいけるレベルが違いますが、感覚だけでハモっていると、必ずどこかのレベルで壁がやってきます。このときコードについて理解していると、もう1ランク上のハモりができるようになるのです

 

コードをたくさん覚えろとは言いません。もちろん知っていたほうがベターですが、基本の考え方を知っているだけでも良いのです。

 

まず大切なのは、伴奏はコードが進行することで、音楽になっているという事実です。そして、コードに乗っている音であれば、綺麗に響く状態(=協和状態)になるんです。当たり前ですね。
例えば、「C」というコードは、ドミソの三和音のことですが、このコードが伴奏でなっているときに「ド」と「ミ」の2音を出せば、ハモりの関係になるんです。(すいません、超当たり前のこと言ってます)

主旋律は多くの場合コードに乗っている音なので、ハモりのパートも主旋律に隣りあうコードの音を出すことで綺麗に響く、という原則を覚えておくことが重要です。

 

コードの理解はハモり上達の近道

コードとその原理原則を知っていることで、どういう場合に役立って、ハモりの上達につながるのでしょうか?コードを知っていることで、ハモりがなぜ上達するのでしょうか?
その理由を5つ段階的に、実例を交えながら説明していきたいと思います。 

 

① ハモりのラインを探しやすくなる

大抵の音楽は、3和音を基本としたコード進行で構成されています。つまり、主旋律の音以外に、構成音として2つの音が存在するのです。

例えば、「C」コードで主旋律が「ド」であれば、「ミ」と「ソ」がハモりの音ということになります。厳密には主旋律が「ドレミ〜」のように移動してメロディーを奏でますが、ドで始まってミで着地するように、基本的には多くの場合、コードの構成音に収まるようになっています。

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さて、主旋律が「ド」だったとして、ハモろうとすると、まず上ハモのラインを探ることが多いかと思います。3度上ハモは「ミ」がハモりのラインになりますが、この「ミ」から始まるラインが難しかったとします。その時、コードを理解していると咄嗟に、もう1ラインあるはずだ!と無意識に考えて、下ハモのライン、つまり「ソ」から始まるラインを探ることができるのです。この下ハモは3度下ではなくて、4度下ですね。

 

② 3度ハモの罠からの脱却

さて、上ハモも、下ハモも、ある程度感覚でハモることができる人は多いですが、そういう人が次に陥る壁は、「3度ハモの罠」です。3度ハモの罠とは僕が勝手にネーミングしましたww

これは何かというと、主旋律の3度上(もしくは3度下)のハモりをしているときに、コードの構造を理解していないがために、ずっとどこまでも主旋律と3度の関係をキープして上下動をしてしまい、いつのまにか不協和音となってしまうものです。

これについては、別の機会にも詳しく書きたいと思いますが、主旋律と3度の関係をキープし続けられるハモラインは稀で、3度と4度をいったりきたりするのが普通なのです。

コードの構造を理解していると、コード(3和音の基本コードの場合)は3度と4度の音程で構成されているので、主旋律とまったく同じ上下動ではダメということが理解できるのです。

先の例でいうと、「C」の伴奏のときに、主旋律が「ミ」だったら上ハモは「ソ」で3度になりますが、主旋律が「ソ」だったら3度上ではなく4度上の「ド」が上ハモの音程ということになるのです。

主旋律の動きと伴奏との響きを感じながら、例えば、

  • 「主旋律は同じ音のままだけど、ハモりは1度上に移行したほうが良さそう」
  • 「主旋律が上に動くけど、ハモりは上についていかずに、この音をキープしたままのほうがよさそう」
というようなことが理解でき、それを意識していることで次第に感覚も鍛えられていくのです。即興でこういう判断ができるようになっていきます。

知識を使うことで、身につけていくということですね。

  

③ ハモりラインを作り出せる

3度ハモの原理も理解できれば初級ハモリストを卒業ですが、中級ハモリストとなった方でも、ハモりラインが感覚だけで分からなったりすることがあると思います。そんな時に役に立つのがコードでもあります。

コードを知っていれば、コードを頼りにラインを作れるのです。主旋律とぶつからないように、協和状態になるように作るのです。

 

以下の譜面は、僕がこの間作った「惑星タイマー/スキマスイッチ」のハモりラインです。ハモるのが感覚だけでは難しかったので、コードと主旋律から、ハモりのラインを作っています。(汚くてスイマセンwでもリアルでしょ?)

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黒音符が主旋律の音で、白抜き音符がハモりで作ったラインです。主旋律に対して、コードをキープしつつ3度、5度、4度で行ったり来たりしています。また上下を入れ替えて歌いやすいラインを取っています。

このように、コードを知ることで、ハモりのラインを作り出すことができるのです。 

 

④ コーラスを作れるようになる

こちらの譜面は、「クリスマスイブ/山下達郎」のコーラスを作ったときのものです。

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黒音符が主旋律で、赤音符がコーラスパートになります。
原曲を聞いてコーラスラインをだいたいは聞き取れるんですが、コードが分かっていると、それをヒントに聞き取りづらいところを補間できたりするのです。また複数ラインがある場合は、下のラインが中々聞き取れなかったりしますが、コードを頼りに作ることもできるのです。ちなみに、原曲とは違うこともあるかもしれませんが、僕の場合は、あまりそんなのお構いなしに自分で作ったラインで進めています。

⑤ 多重のハモりやコーラスを作りこめる

こちらの譜面は、最近歌った「SilentNight(きよしこの夜)」です。主旋律が分かっているので、コードを最初に決めて、そのコードにあうようにハモりラインを作っていきました。 

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今回は主旋律は記譜していなくて、黒字がベースパート、赤字が上物(うわもの=ベースより高い音として上に乗せるコーラスパートのこと)です。それぞれのパートを合わせるとコードが成り立つようにしています。それでいて、個々のパートがメロディとして出来るだけ違和感がないようにするのです。そうすれば歌いやすくなるので。

ここまで出来れて、ハーモニーを奏でることができれば上級ハモリストだと思っています。

 

①②はコードを理解することでハモりの感覚の助けになるものでしたが、③④⑤については僕の場合はもう採譜していますし、ハモりやコーラスを作りだすためのコード理論のようなものだと思います。

5つの事例でハモリストにとってのコードの重要性を説明してみました。いかがでしたでしょうか。理解してもらえましたでしょうか。

ハモりの道も一歩からということで、コードをぜひ覚えてみてください。きっとハモり以外にも音楽の幅が広がって楽しいですよ。きっと楽器も弾けるようになることでしょう。いや寧ろ、ピアノでもギターでもなんでもいいので、楽器にチャレンジすることによって、コードを覚えるなんていかがでしょうか?

みなさんの音楽の上達を願ってます!

 

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