今回は、声という楽器に注目してみます。
声は完璧なハーモニーを奏でることができる
声にはチューニングという概念がありません。これはとーーーっても大きな長所なのです。
と、私は思っています!!本当に声を大にして言いたい!!
チューニングがないということは、純正律、平均律なんか関係ないってことです。
そういうことか!!とピンときたあなた、流石です!!
つまり、声という楽器は、 臨機応変にチューニング(というか音のピッチ)を変えることができ、どの調の曲であろうが、 転調しようが、いつでも完璧なハーモニーを奏でることができるということなのです。(理論的にはですが。。)
アカペラとか合唱とか、声だけで和音を作り出す演奏では、完璧な和音を演奏できるということですね。
例えば、合唱のアカペラの演奏で「ドミソ」(C)の和音を奏でるときを想像してください。
12平均律の和音「1:1.259:1.498」は、純正律の「4:5:6」と比べると特に「ミ」が高めなので、わざとピアノの12平均律の「ドミソ」より、ミをわざと低めに歌うことができます。「ミ」を低めに歌うことによって、純正律の「4:5:6」に近づけ、より美しいハーモニーを作り出すのです。
主旋律に合わせて完璧にハモる
オケがあったりする場合は、伴奏のピッチに合わせることになるので、12平均律で歌うことになりますが、 オケがなっていない場合に2人でハモる場合などは、純正律でハモることが可能なのです。(理論上はですがw)
もっといえば、オケに合わせていると、2:3のような美しい響きには厳密にはならないのですが、歌い手に合わせることによって、2:3の響きを作りだすことが可能なんです。
ピタっとハーモニーがハマったときの気持ち良さったら、ゾクゾクします!
ハモるということは、ハーモニーを奏でるといういことなんです。
ハモるということは、2音の調和(=協和)を感じるということなんです!
書いていて、ちょっと熱くなってしまいましたwww
ドミソ、ファラド、ソシドなどの、基本的な「長3度・短3度」の和音においては、真中のミ、ラ、シの音をちょっと低めにとることで(ピアノなどに比較してですが)、純正律に近い美しい音程をとることができます。
ただーし、ハーモニー・協和を体で感じることができない人は、これは実践しないほうがいいかもしれません。。なぜなら大抵の場合、変に意識すると、純正律よりも低くなりすぎて、本来の音程の床に乗ることができなくなるからです。
これらの話は、音程の床に乗った上での高度な微調整レベルの話ですからね。
ここまでの投稿では、音を周波数として捉えて数学的な観点から解析してきました。
おつかれさまでした~。
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