前回の投稿では、音楽は数学だーなんて大層なことを言ってしまいました。
今回は、ちょっと落ち着いて、基本的な音楽用語の話です。
音程の単位「度」
2つの音の関係を表す単位は「度」(ど)。
例えばドから数えて、自分(ド)を1度、レを2度、ミを3度というように数えるんです。順番にドレミファソラシドとたどっていくと、1オクターブ上の音は8度になりますね。0度はありませんっ!
例を挙げてみましょう。
[ド→ド]は1度、[レ→レ]も1度、[ド→ミ]は3度、[ミ→ソ]も3度、[ソ→ド]は4度、 [ド→ソ]は5度、[ソ→ミ]は6度、[ド→シ]は7度、[ド→(オクターブ上の)ド]は8度という具合ですね。
(ちなみにこれはCMajorScale [ハ長調] の場合。まぁその辺の深追いはまたの機会にでも。)
では、2オクターブはどうなるかというと、15度になります。8+8で16にならないのは、0度が存在しないためで、 単純な足し算からは1つずれてしまうので、気をつけましょう。(何に気をつけるんだろう・・)
さて、実は●度というだけでは2音の音程を表現するのに不十分なんです。●度の前に接頭語をつけることで実際は正しい呼び方になります。ただし、この「接頭語」を覚えるのは、ちょっと頑張らないと難しいかもしれません。●度という言い方だけを覚えるだけでも、だいぶ音楽理論の理解の手助けとなるでしょう。
~ハ長調~
完全: 完全1度(ド-ド)、完全4度(ド-ファ)、完全5度(ド-ソ)、完全8度(ド-ド)
長短: 長2度(ド-レ)、長3度(ド-ミ)、長6度(ド-ラ)、長7度(ド-シ)
完全系
完全というのは、同じ音である1度と8度を除いて、完全4度、完全5度があります。これは、完全に和音として協調しあう音程で、周波数比も簡単な比率で表すことができるのです。また完全1度は同じ音で1:1ですし、完全8度は1:2でしたね。 相性のいい2音であることがわかると思います。
長短系
長短については、ハ長調の場合、長2度、長3度、長6度、長7度が基本の構成音となっています。長●度の音程を半音だけ縮める と短●度になります。つまり、短2度[ド-レ♭]、短3度[ド-ミ♭]、短6度[ド-ラ♭]、短7度[ドーシ♭]となるわけです。 長短系の音程は、完全系に比べてやや周波数比が複雑になります。
また、半音、全音という言い方をすることがあると思いますが、半音とは短2度のことで、全音とは長2度のことです。 ピアノで考えると鍵盤のとなり同士が短2度(半音)、1個飛ばしが長2度(全音)なんですね。
次回はさらに難しい話をする予定です。すでに混乱気味の人は、次回は無視してもかまいません。用は音程の数え方は、 ●度っていうんだな、と覚えてもらえれば良いと思います。あと完全1、4、5、8度くらいは覚えておきましょう。 その他は長短系ということにすれば覚えやすいですね。
では、今日はこの辺で~!
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