曲調
世の中の曲には、明るい感じのする曲と、暗い感じのする曲があります。
この感覚を決めているのが曲調というものです。曲調は、音階の構成音によって決定され、 長調と短調があります。
長調と短調
長調: 一般的に明るい感じのする曲
短調: 一般的に暗い感じのする曲
曲はドレミファソラシドという音階(構成音)がありますが、大雑把に言うと通常は長調で、 ミラシが♭(半音下)になっているのが短調です。
また、長調の音階を長音階、短調の音階を短音階といいます。 長調が必ずしも明るい、短調が必ずしも暗いとは限りませんが、大抵の場合に言えることだと思います。
中には長音階を使っているけど暗~い曲なんていうものもあります。
では、典型的な長調、短調の曲を例にだしてみます。
長調の曲の例
TRAIN-TRAIN(ブルーハーツ)、小さな恋のうた(Mongol800)、恋(星野源)、ドレミの歌
さくら(森山直太郎)、 糸(中島みゆき)、奏(スキマスイッチ)、ひまわりの約束(秦基博)、TSUNAMI(サザンオールスターズ)、HeyJude(TheBeatles)、パッヘルベルのカノン
短調の曲の例
HANABI(Mr.Children)、夏祭り(Whiteberry)、サウダージ(ポルノグラフィティ)、layla(EricClapton)
いい日旅立ち(山口百恵)、月光(鬼塚ちひろ)、 Automatic(宇多田ヒカル)、Lemon(米津玄師)、およげたいやきくん、エリーゼのために(主題部分)
直感でわかりますよね、長調と短調。
長調でもテンポやリズムによって 本当に明るい曲から、しっとり感のある極上のバラードまで多種多様ですね。
また、短調でも同様に、本当に暗くしみじみとする曲から、勢いのある曲までいろいろあります。
ちなみに、紫色はアップテンポな曲、緑色はスローテンポのバラード系などという風に分けてみました。
最近の曲は複雑化している
曲を長調短調で分類してきましたが、現代の曲はほとんどが長調と短調の入り混じった(途中で転調する)曲です。 上記の曲でも一部転調してたりするものがあったりします。
途中で転調するパターンでは、例えば、Aメロが長調でBメロを短調にしておいてサビでもう一度長調に戻して盛り上がりを引き立たせるものや、また、短調なんだけどちょこっと長調をはさんで洒落た感じを醸し出す曲など、さらには短調・長調頻繁に入り混じるものもあります。
昔の歌謡曲や90年代JPOPなんかは、単純な構成の曲が多く、曲調だけでなく、コード進行もわかりやすいものが多かったのです。しかし、2000年代以降にシンセサウンドが増えてきて、構成も複雑化し、もはやパッと聞いただけでは長調か短調なのかを判別しづらいような曲も多くなってきましたし、コード進行も複雑怪奇な曲が増えてきました。
つまり、現代の曲については、ハモのラインを見つけづらく、ハモることが難しくなってきていると私は思っています。
逆にいうと、昔の曲はほとんどが即興でハモれるような曲ばかりなんですね。
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